令和でも紙教材は健在です

今の時代は学力を「素質と才能」へと置き換えられるきらいがある訳ですが、そこの部分は「どういうことをわかっているか」よりも「どんなことができるか」がホントの学力なんだとポジションに則っているというわけです。入試であるとか学力テストというのもホントの学力を確認する設問に変化してきました。家庭での学習習慣をつけるのに意識すべきは、楽しさを味わいながら取り組むことです。
「ああなるほど、OK!」くらいの気分を味わい続けていると、いずれ学習習慣が定着します。そのうえで家庭学習の習慣は保護者にセッティングしてもらうだけでは身につきません。当たり前ですが家庭学習をスタートさせたばかりの時期は、バックアップや指示を欠かすことができませんが、ステップバイステップで自発的に机に向かってもらうように仕向けていくことが大切です。
家庭学習をお子さん自らが行なっていくには、それなりの手間暇を掛けることで築き上げていくことが可能となります。しかしながら、人気のタブレット教材に指示してもらうだけでは、本当の学習習慣は身につくことがありません。「今日のところはここを勉強しよう」とお子さんが自ら思い、ひとひねりを加えるステージを経由して、オールラウンドな学習スタイルがある中から自分好みを見つけていきます。
大切なのは受動的に家庭学習を行なうのではなく、能動的に行うコトなのです。そのため保護者が取るべきスタンスは、お子さんの失敗や間違いを許容してあげることだと思います。お子さんが自ら考えて家庭学習を行なうには、タブレット教材よりも紙教材のほうが最適です。実際に紙に書くことで、回答に及ぶプロセスの改善や、解説との照らし合わせることが容易になるので、自発的な家庭学習に結びつきやすくなります。
改善できるポイントや躓いている点などをそのままにしないこととが家庭学習のおこなう上での定番となることにもつながります。お子さんが自らの頭で考えて家庭学習をおこなうには、自分の現状を客観的に認識しできる俯瞰する能力を伸ばしていくことが重要になりますが、紙に書き残された思考プロセスを見直すことで、少しずつそういった能力が磨かれるようになります。
小学ポピーの口コミからの感想は、お子さんが家庭学習する習慣と自発的に取り組む力を伸ばすことをメインテーマにした教材だということです。双方の力を伸ばすには、まず保護者の意識付けが求められます。ポピーは教科書に準拠した教材を紙でやるのが主な学習スタイル。予習や復習には向いていますが、先取り学習としておこなうには不向きだという評判も多いですよね。
ポピーは英語などでは時代に応じてデジタルコンテンツもありますが、紙に書く学習スタイルが40年代わってないことにはそれなりの意味や哲学もあるのではないでしょうか。

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